<ダマスカスオブジェ、虎っぽくないですか?>
みなさまいかがお過ごしですか?
2009年も大変お世話になりました。
2009年を思い返すと いいことと、悪いことが織り交ぜられた1年でした。
ここ最近で、一番ハードな年だったように思います。
2010年も変わらず にアップダウンの激しい始まりですが、
めげずに行きたいと思います。
どうぞ暖かく見守って下さい。
さて2010年初作品はこちらです。
ナイフというか武器は苦手なんですが、やっちゃいました。
<研ぎ前>
今まで切れ味無視の 装飾ナイフはやっていましたが、
本格的なナイフは初めてです。
大切な方への還暦祝いとして特別に制作。
59層のニッケルダマスカスと、 はがねは青紙2号を使用。
はがねを含め60層、 という還暦仕様。
<ナイフ裏、黒い部分がはがね。>
陶芸をやってる方なので 切り出しナイフなら ちょくちょく使うと思います。
自重を持たせるために 4.5ミリと厚めにしあげた。
焼き入れ 焼き戻しという 緊張の瞬間も無事のりきりました。
伊達にナイフショップ通ってたわけじゃないね(⌒~⌒)
研ぎだけはできないので相方にお願いしました。(写真は研ぎ前です)
箱も相方が制作。
箱に関してデザインからノータッチなんですが、 非常にセンスいいです。
檜の剥ぎ目材の表情を生かし、生漆を2回擦りこみ。
紐は鹿革、ビーズは牛角。
もともとセンスもよく、かなり器用な人間なので これからいろんなコラボができるかな。
このナイフとナイフケース こちらがびっくりするほど評判が良かったです。
ナイフにあまり興味がない 私は「えっそんなに?」という思いと
制作中の苦労や 独特な緊張感が思い出され、
それらが、 私の中で〈苦労〉から〈快感〉へと変化するのを感じました。
そりゃ~おだてりゃ豚も木に登りますよ☆
あっさりあっけなく、するすると。
そ~だよね。
道具は美しいよね(⌒~⌒)
緊張感のある必要性のある美しさだよね~ などと思い。
ナイフに惹かれつつ……。
多分今回のナイフができたのは、今までのダマスカス経験があったからこそだし。
ナイフはハンパな世界じゃないからね。
謙虚にこっそりやります。
先日ナイフ用はがねを使いきってしまったので
さっそくナイフショップ行って材料買っちゃいました(^w^)
さっ!!今年も張り切って行こう!!