実家に電話した。
唐突に母が「お母さんやめたの!!」とのたまう(◎o◎)
「どうした?何になる???」
と問い質すと。
「研究者になったのよ☆
楽しくてたまらないわ ♪ 学生時代本気で勉強していたのを思い出すわ。」
「何研究してるの?」
「エンゲルス。国家の成立について☆」(たしか、大体そんな内容の事言ってたはず。)
私の貧困な知識では、サッパリ太刀打ちできない(笑)
現在の母は超天然。時には、KYな言動で私にしたたかに怒られてる。
でも当時としては珍しく(?)大学院修士課程まで行ってる、
在学中に父と結婚し、兄を妊娠しながら必至に卒論書いたそうだ。かぁさんゴメンね。
きっと研究者になるのが夢だったんだよね? それとも、物書きかな?
私達を育てるために「お母さん」になっちゃったんだよね。
ありがとう。
アーティストとして生きる事を選択し自分の為だけに生きてる私。
どちらが幸せなのかなんてわからないし、わかる必要もない。
「そっかじゃぁ、これからは《お母さん》じゃなくて《キュウちゃん》って呼んであげるね。」
母の名前にはキュウの要素は無い。
《ケン究者》のケンちゃんでも良かったのだが、
父の名前にケンちゃん要素があるので、一歩退いて《研キュウ者》の《キュウちゃん》
意外にも母はキュウちゃんって呼び名がお気に入りみたいだ。
母をみかけたらキュウちゃんって呼んであげて下さいな。
次の日実家に再び電話してみたら、研究対象がプルーストに変っていた。
愛すべき キュウちゃんよ!!研究者は根気勝負だと思うよ!!!
まあ我が家の資本論の第一研究者は父だし、母も独自テーマが欲しかったのかな?
どっちも私は生涯研究しないだろうな (笑)。いや、正確にはできないだな。