「あのね!!
あなたこの作品の作家さん?
あなたの作品、技術が素晴らしいのわかるんだけどね。
アナタが見えてこないのですよ!!
技術に先走ってるのね!!」
ゼロケルビン展で 私の作品見た、とってもエラそうな方がおっしゃった。
多分美術界の重鎮なんでしょう。
ハイハイハイハイ!!
貴方様のおっしゃりたいことジュ〜〜〜〜ブンっわかりますよ。
私、何百回もその言葉浴びせられてますから。
その《呪文》発するだけで私は貴方様を《決められたセオリーの中でしか生存不能で一辺倒な見方しかできないお方》とレッテル貼り返すだけなのですよ。
美術界の中では技術力を嫌う風潮がホント根強い。
どうしたって私は鉄を愛しその特性をトコトン追求しているから技術が立つ。
言ってしまえば、刀匠だって挑戦しないような領域まで突っ込む。
技術力と表現との間で悩んできたのは私なんですよ。
だからこうして世間で言われてるダマスカスのセオリーから逸脱してるのです。まぁポッと見の貴方様にはわからんと思いますよ。
貴方様のお言葉は《この手の作品の弱点はココ的発想》で一瞬に判断して、おっしゃってるようにしか思えんのです。
そうすることで、ご自分の価値観を守ろうとしているのでしょ。
ダマスカス始めて15年弱私はその問題と向き合ってきました。
そして生涯その問題と向き合うのです。ポッと見の貴方様よりずっと長い時間その問題にさらされているのです。
その言葉が私を美術業界アレルギーにさせたんですよ。
と同時に私の作品のそうゆう特性を知りつつも、今回私を入れて下さったK’s Galleryの増田さん始め、過去に私と関わって下さった今までのギャラリーの方々に深く感謝するのです。
私は私を歩くんだ。
http://www.spacezero.co.jp/information/124157
どの作家さんも面白いし。全体の和音もなかなかの絶妙さ。
ダマスカスファンの皆様。ゴメン!!今回も超絶セクシーです。
在廊日 6月17、19(14時〜16時くらい)、23、24、26(入り時間未定〜最終)