キュウちゃん(母)との会話。
「菜々はなぜ自分で才能が無いと早い段階で気付いたのに美大受験を諦めなかったの?
あなた、美大系予備校通い始めて、すぐに絵の上手い人はたくさん居る。自分は全然ダメだって言ってたじゃない。
あの時何も言わなかったけど、だったら辞めればイイのにって思っていたわ。」
内心ビビる私。アチャーそんな事言ってたか〜!!!もう忘れてたよ。
美大系予備校って高額だし、画材もけっこうするし。高校徒歩通学なのに、予備校のために学割効かない定期券買ってもらってたし...。
今更ながら両親の器のデカさに敬服。感謝!!!
でもいっか☆こうしてアーティスト人生貫いてるもん。と開き直って答える。
「わからないね~。受験失敗しまくったしね~。
未だに、自分に才能があると思った事ないよ。 それでも続けてる。同じ事だよ。
才能の無さを自覚するのは卑下ではないのよ。 客観視してるだけ。
才能のある人間が 必ずしも魅力的な作品を作れる訳ではないと思うのよ。
今までも困難もたくさんあったし、自信喪失しても、やっぱり続けてきた。
今後、制作の手を止めたとしたら、私も自然淘汰されたって事になるんだろうね。
でも私は多分そうならないよ。これを始めた時から決めてるんだよ
《Last Man Standing》を。」
名声も富も手に入るなら入れてみようじゃないの(笑)
でもそんな物どうでもいいんだよ。 まず、そんなもの手に入る気しないし。
学生時代友人と観た映画のように、荒野で立ち続けるんだ。
映画の内容はサッパリ覚えてないけど、あの題名はこっそりと座右の銘。
Last Man Standing!!!写真おもいっきり座ってるけどね。
今、立っていられる事に感謝。
そして支えてくれてる全ての人に感謝!!!