半年くらい前かなぁ、バイト先のドライバーのYさんから、
「妹夫婦が 新築するんだけど お祝いに表札作ってくれないかな?」と注文された。
Yさんの妹さんのご主人は、Forja Artisticaの一部の商品に付けている桐箱を作って下さってる方。
「もちろん 作らせていただきます。
でも、今 忙しいの。待ってくれるなら。」とお受けした。
.......そして半年経ってしまった。
遊んでいたわけではない。先約の仕事や個展をしてた。
ようやく、とりかかれることになり、お宅訪問。
洋風のかわいらしいおうち。
ということで、ローマ字表記、確定。
実は、Yさんの妹さんご夫妻の名字は古谷さん。
Yさんは「菜々ちゃんと 同じ名字だから楽勝でしょ!」という。
でも同じ名字だから 知ってるのだが<Furuya>はデザインしづらい。
<uru>の部分が間延びするし F以外上に突き出す字がないから様にならない。
筆記体にすると 読みにくくなるし。
とりあえず、世間話から釣りと車好きであることがわかる。
「水の流れ、空気の流れ 流れのあるものが好き。」ということだ。
流れる たなびく たゆとう(たゆたう)という言葉をチョイス。
抽象好きな私には 大好物な注文だ。
十数個のデザインの中から 最終的に4つに絞る。
悩んだ末に1番上のデザインに決定。
「気長に待ちますよ。」と古谷さんは言ってくださったけど、
決定してしまえば、あとは早い。
サクサク作る。
基本的に私は 形とライン重視なので故意的にハンマートーンは付けない。
逆に平打ちで鎚目を消す。
ハンマートーンを消しても 叩かれた鉄は、身が締まった表情を見せる。
本当にデザインの方が時間かかった、気がする。
でも デザインあっての形であり、デザインあっての個性だ。
物作りなんて そんなもんだろう...。
12月2日晴れた日曜日 お取り付け。
Yさん 古谷さんご夫妻、かわいいお子さんも見守る中お取り付け。
粗相しなかった(^O^)/
壁壊さなかったし 汚さなかった(^-^)
みなさんにも好評(^-^)
古谷さん本当にお待たせ致しました。
実はこの現場 私が、埼玉に来た理由と言うべき場所。
最初に打ち合わせで ここに来たときは本当にびっくりした。
後ろに見える建物。
実はこれを工房として借りる予定で 埼玉に引っ越してきたのだ。
実際は数回通っただけで、いまの工房に移ったのだが...。
それも、<運命><偶然>という言葉が、しっくり当てはまるようないきさつだった。
いつか、そのことも書こう。
しかし 不思議だよなぁ...。
“Furuyaさんの表札” への3件のフィードバック
取り付け当日は、真剣作業なのに、周りで騒いで
すみませんでした。
あまりの出来にテンション上がってしまいました。
今度はY氏の表札の時はよろしくです。
ニョリダー様←nana
先日はありがとうございました。
気に入っていただけて良かったです☆
みなさんの笑顔がなによりも嬉しいです。
難しい現場ではないのに、やっぱり壁に穴をあけるというのは緊張しますね。
みなさんが居てくださったのでかえってやりやすかったです。
Y氏の方もがんばらなくては!!
また何かお気づきの点がありましたらご連絡下さいませ。
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