鏤? Diary Forja-Artistica

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September.07 2010

2010夏旅 尾瀬

暑い。駐車場にテントをはったので、

アスファルトが日中の太陽の熱をしっかり吸い込んでいて

床暖房状態。寝苦しい。

夏旅3日目。

午前2時半起床。尾瀬へ~!!

旅最終日にして、最大の難関尾瀬!!

4時過ぎ戸倉の尾瀬第一駐車場に到着。

ここからはマイカー規制。バス等で鳩待峠を目指す。

私が乗り込んだ乗り合いタクシーは、その日最初の車だった。

しばらく走ると、鳩待峠の手前にゲートがあって、 それが5時にならないと開かない、

乗り合いタクシーやら バスやらが ゲート前に何台も並んで開門を待つ。

どの車もお客様乗せてるから 当然アイドリング。

「環境問題が叫ばれてる尾瀬でこりゃないよね~。」

という声が車内からも聞こえてきた。

アイドリングすること20分。

秒読みの律義さで開門!!

鳩待峠着。DSCN4514.JPG

尾瀬を歩くCA3C0277.JPG

朝日の尾瀬、気持ちいいね。

木道快適。サンショウウオもたくさんいる。サンショウウオって泳ぐの意外と下手ね。

さてきりあげますか!!

なぜなら尾瀬の目的は湿原じゃなくて、

至仏山登山。DSCN4519.JPGあの山だ。てっぺん雲に隠れてるし、樹無いし!!

小学校低学年までは、多い時は月1回くらい登山に連行されてた私。

好きじゃなかった。

兄や姉がスルリと降りれる段差が 身体の小さい私には、すごく大きくて。

泣きながら両親に引っ張られてた。

そんな月1登山も恐怖のプチ遭難してから途絶えた。

一番最近の登山は、4年位前の会津磐梯山

湿原を背に至仏山登山口へ。

爆笑(≧∇≦)いっきなりの急勾配!!

至仏山、キツいね。

たしかにガイドブックには《中級者》って書いてあった。

やっぱり登山嫌い!!

と確認しちゃう。それでもなぜ尾瀬まで来て、木道を選ばず、

至仏山を選んだかというと、これ。

DSCN4535.JPG尾瀬を見渡したかった。

延々と続く急勾配で足が上がらない。

途中途中で木道というか木階段が整備されてるが、

その段差でさえ疲れた足にはキツい。

たしか頂上まで3時間半と書いてあったよね!! 行けるのか?おれ!?

辛いのは登ってる皆さんも一緒で、

キツいね~とか言いながら

花の名前を教えてくれたりする。

78歳って方も居た(゜∀゜;ノ)ノDSCN4532.JPG

いくら登っても道標は《至仏山→》だけ。

何度も 「今登っとるわい!! 頂上までの距離を書け!!」 と看板にツッコミを入れてしまう。

結局「人の声がしますね~頂上ですかね~」といってたら突然本当に頂上だった。DSCN4551.JPG標高2280メートル。鳩待ち峠が1590メートル。たった690メートルなのかぁ。

2時間半でした(^_^)v

おにぎり解禁!!

自然の中で食べる食べ物ではなんといってもおにぎりが一番好き。

日本人だから出会えた食文化だね。

日本人であることを幸せに感じる瞬間。CA3C0291.JPG頂上の端っこでおにぎり食べてて霧が一瞬晴れたら絶壁だった。

た~っぷり休憩して再び歩き始める。

山頂からしばらく岩がゴロゴロ。

なんだろ。

昨日も横手山展望台からたくさんの嶺々を望んだし、

山しか見えない景色や、見渡す限り樹という景色は車の旅でもちょくちょくあるが、

そうゆうのとはまるで違う。

緊張感というか、なんというか...。

1歩1歩、歩いて来たから心理的な物もあるかもしれない。

うまく言い表せないけど、まるで違う空気感と絶妙な距離感があった。CA3C0353.jpg

下りもきつかったけど、あの上りに比べればマシね。

意外に面白かったのが、人間。

いろんな人間模様が見れた。

兄+妹2人の家族も居て、小さな頃の両親の頑張りを見た気がした。

登山なんて大キライだけど

多分また行ってしまうだろう。

車では味わえない自然の威風を敬うために。

廃車勧告の愛車を労る旅でした。

でも帰ってきてから友人兼整備士に「そろそろ平地のみにしなさい」と言われた(^w^)

せめて、あと1年半保ってくれ!!

なんかたいしてかっこいい車じゃないのに、かわいくてたまらんのだよね。

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