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September.02 2011

只見川水害

110819_1232~01.jpg只見川のほとりに咲く葛の花。 きれいだな~。 秋の七草

ここは新潟県福島県の県境。

福島県側の金山町。

7月末、只見川が氾濫し激甚災害となった場所。

8月19日 再び羽生市社会福祉協議会の災害救援隊に加わった。

水害があったのも、激甚災害なのも知ってたけど、110819_1735~01.jpg来て見て 改めて唖然とする。

山は削られ 木は根こそぎ倒され、

川辺には大量の泥が堆積し、

3週間近く経っているのに 水は黄土色に濁っている。

只見線の鉄橋は押し流され、 線路は宙を走っていたり、 垂れ下がっていたり...。

その日の現場は 男性陣は畑に被った 泥をよける作業。

女性陣は 物置きの洗浄。

男性陣は ドロドロかつすごくキツそうなお仕事。

女性陣の現場である物置きは 前日に羽生市役所チームが

30センチ位堆積していた 泥を掻き出し、その仕上げ作業。

けっこう広い 木造物置き

泥出しは男性10人で丸1日を要したそうだ。

壁や床を洗い流し、泥がこびりついた中の荷物も洗う。110819_1512~01.jpg 荷物の一部には、 ハンマー、しゃっくる、レンチ、バール、トーチ、ガスメーター...

遠路はるばる来て工具のお世話するとは不思議なご縁ね。

泥んこまみれな男性陣に比べて 楽そうな仕事だけど、 意外と疲れました(^w^)

一軒のお宅の庭先に 水場をお借りしていたのだが、

そのお宅でもひたすら、家財道具を洗ってらっしゃるのをみかけた。

居る時だけ頑張ればいい 私たちとは違うんだよなぁ、と

石巻の帰りの気持ちが よみがえった。

作業が終わりボランティアセンターに戻ると、

センターでは キュウリの漬け物やら ブドウ、スイカがふるまわれ、

羽生チームもウキウキ(^w^)

キュウリの漬け物が むちゃくちゃうまかった(^O^)

帰路につく私たちのバスに、センターの方々が

並んで笑顔で手を振ってくださいました。

すると、 こちらバスの中では

「は~いみなさん!!満面の笑顔で手を振りましょう♪ 羽生のイメージアップですよ~。」

私も笑顔で手を振ってみた\(^ー^)/

大変な事を大変と言わない。

笑顔とユーモアを忘れない。

ボランティアは いろんなことを教えてくれる。

バスは只見川の支流の国民保養センター≪せせらぎ荘≫の温泉に立ち寄った。

川は平和そのもの。

美しい清流に虫の声。110819_1719~01.jpg数分の距離にあった 只見川の様相とは まるで違う。

人間が生きる希望を見失いかけるほどの災害でも、

自然にとってはくしゃみ程度なのだろう。

私は今まで、自然の美しさ、偉大さ、恩恵などしか見てこなかった。

しかし 震災も水害も、 自然は生み出すだけの存在ではない。

破壊、 再生することで、 浄化でもしているのだろうか?

破壊されても再生し その場で生きようとする人間も自然の一部なのだ。

わたしも 微力ながら再生する人間の一人になりたい。

もうひとつ、 2度目のボランティアで、自覚したのは、

わたしいつの間にか 団体行動嫌いを克服しているな。

なんというか、いい意味で他人に合わせなくなった。

団体行動って協調性が必要なんだと思って無理していたけど、

団体行動こそ逆に自主性と自己責任が必要なんだと気がついた。

またひとつオトナになったかな。

今更かよ!! (笑)

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