2015年5月アーカイブ
The Earth
2014.05
Photo: Masao Koumura
signalシリーズ
ー個人蔵ー
私にとって、ダマスカスは大地の成り立ちそのものだ。
そして、地球は地上の虫けらどもが
小競り合いしていようが、
欲に目をくらませていようが、
核兵器振り回していようが、
平然泰然と廻り続ける。
小さな地球(ほし)のある場所。
2013.12
signalシリーズ
ー株式会社三五 蔵ー
株式会社三五さんの自然環境への取り組みに感銘を受けた。
かねてから注目していた、宮脇昭氏と共に作る三五の森の植樹祭
にも参加させていただいた。
地球はなぜココにあるのか?
なぜ我々は生きているのか?
宇宙に、地球に、大地に恥じない生き方とはどのようなものだろう?
旋律
2013.04
H:2000mm, W:400mm, D:400mm
4体
日新製鋼株式会社 本社に現在も展示中
日新鋼管30周年記念のオブジェ
ZAM鋼管(パイプ)の美しさを生かし。同時にパイプにしかない表情を模索。
30周年という節目に
「変化し連鎖し過去と未来が刻まれる。 変化の中心には芯が通る。」
という想いをのせて。
制作ブログ↓
http://www.forja-artistica.info/diary/2013/0512.html
鉄コロ ー鬼太郎ー
signalシリーズ
ー個人蔵ー
コンセプトは鉄コロ(下記)と同じだが、
お尻の方に4本の太いラインが現れた。
予想外だったラインにダマスカスの奥深さを再認識した。
鬼太郎の愛称はこのラインから。
水木しげる作の《ゲゲゲの鬼太郎》で深手を負うと鬼太郎はしばしば、
ちゃんちゃんこ模様のだんご状の物体になってしまうのだ。
鉄コロ
H:28mm, W:60mm, D:42mm
signalシリーズ
岩と岩とせめぎあい、
川の流れに身を任せ、
石と石と切磋琢磨して、
小さく丸い小石になっても、地球の歴史は刻まれている。
ダマスカス模様に石コロの秘めたる歴史を託して。
橋
2012.04
signalシリーズ
ー個人蔵ー
気の向くまま、きらめく太陽に誘われる旅が大好きだ。
朝の日差しに誘われて、コンビニで買ったパンを川辺でかじる。
オシャレでスタイリッシュな、ホテルのこだわりクロワッサンより、
この地球で生きている喜びを実感させてくれる。
ふと、眼を上げると水面の反射が橋の裏側に映っていた。
途轍 --とてつ--
2012.04
signalシリーズ
ー株式会社大谷機械製作所 蔵ー
ダマスカス塊。
数ヶ月かけて鍛錬したダマスカス塊を、エアハンマーで叩くだけで成形した。
削り込みは行っていないので力の軌跡が見える。
途轍とは、筋道、道理の意。
また、《とてつもない》という言葉の《とてつ》はここから、
海原へ
signalシリーズ
ー三井造船株式会社 蔵ー
ダマスカスと自分との向き合いかたを変えた、
最も印象的で有意義な作品。
制作ブログ↓
http://www.forja-artistica.info/diary/2012/0910.html
蕾 --つぼみ--
2012.03
直径:300mm, W:470mm
signalシリーズ
コンセプトは未知なる生命力。
雌しべのダマスカスに生命の神秘を託して。
陽のあたる所 --三日月--
2012.03
直径:220mm, T:20mm
signalシリーズ
月を見上げるとほっそりとした美しい三日月が見えた。
陽の当たっている場所を人は三日月と呼ぶけれど、
陽が当たっていない場所もちゃんと月なんだ。
地球 --ほし--
2010.10
signalシリーズ
人が1人か2人入れる程度の白いボックス。
中に入って扉を閉めると闇が広がる。
闇は距離感を奪う。小さなボックスははてしない宇宙へと変化する。
一つだけ、ピンライトで闇に浮かぶダマスカス《球》
折り重なるダマスカスの層に地球という星を託して。
Shelter
2010.09
H:490mm, W:350mm, D:350mm
私は鉄が大好きだ。
時に、その強靭さの中に潜り込みたくなる。
包まれたくなる。
そこにはあたたかい安堵があるだろうか?
磁位/深位
2010.10
磁位 (立体)対となる作品。
サイズ不明 H:400~500mm程度
深位 (壁掛け)
H:230mm, W:400mm
signalシリーズ
「ココに居るよ、ココに居るよ」と指し示す。
幾重にも重なったダマスカスは内包された現代人の葛藤を表す。
※「磁位」盗難されました。見かけたかたご一報を。
signal 3
2009.04
Photo: Masaki Kamei
signal 2
2009.04
Photo: Masaki Kamei
signal 1
2009.04
Photo: Masaki Kamei
この作品が最初のダマスカスオブジェ。
私達の足元の大地も、自然も、動物も人間が生み出した軋轢にただただ耐えている。
私達人間同士さえも ストレスや不満を 表面的に主張する事は極わずかで
たくさんの矛盾をそれぞれに己の中に抱え葛藤している。
でも 地球も自然も隣人もささやかな、シグナルを出しているはずだ。
その小さなシグナルを手がかりに声なき声に澄まして聞いてみようではないか?
これがsignalシリーズ全てに共通するのコンセプトとなった。
ヘパイストスの贈り物(椅子)
2009.11
H:780mm, W:740mm, D:500mm
牛の骨盤をモチーフに、
人が心地よく座るための点と線、
構造物として成立するために必要な点と線を割り出して制作。
不思議なことにこの作品は制作段階から意思を持っていたように感じた。
その意思との対話からこの作品が生まれた。
林檎の樹をモチーフとした衝立
2007.07
H:1235mm, W:2000mm, D:400mm
古(いにしえ)から
2003.05
H:325mm, W:250mm, D:200mm
回転式CDラック
2001.04
カラス貝のランプ
2001.03
鉄、和紙、釣り糸
キノコの椅子
大)2000.12
H:720mm, W:850mm, D:700mm
小)2005.11
H:665mm, W:750mm, D:570mm
部屋に置いてある椅子を見て、何故椅子は椅子の形をしているのだろうかと思った。
椅子がオブジェだったら、オブジェなのに意外と座り心地良かったら?
この作品が物の見方を変えるきっかけになった。
モチーフはきのこの裏側のひだ。