感謝の再会から、車中泊した道の駅《美濃加茂》は静かで快適だった。
お陰様で大爆睡。
朝、佐野さん(https://motohira.jp/)から、「今から窯、開けるよ〜」うわぁ見たい!!!立ち会いたい!!
でも心を鬼にして、脳みそ名古屋に切り替えなきゃ。
と思ってたのに…。
佐野さんから「こんなの出て来たよ。」と送られてきた写真にたまらなくなって、
「名古屋行く前に寄る〜」と言ったら。佐野さんに
「そりゃね歓迎ですよ。でも旅の第一目的は名古屋です。
慌てたあなたが事故りでもしたら、私はとても悲しくなります。楽しい事は楽しいまま終わらせましょう。」
とイケメン感たっぷりに諭されて、
名古屋 三五さんへ(https://sango.jp/)
名古屋に着いて、会社のエントランス入った途端自分の作品と、写真パネル達に出迎えられた。
《ECO35 エントランス》
「あぁ。大学の頃の夢《企業エントランスに作品を一つでも残す》だったよな。」
同時に昨日の細見さんの笑顔を思い出す。
すると、心の亀裂に何か豊かな物が流れ込んで来たように思えた。
社員さんに助けてもらって、持ち帰る作品を運んでいると、向こうから馴染みの営業さんが。
「アレ!!菜々さんを心配してたら、目の前に菜々さん!!埼玉で雹が大変ですよ。」
アラビックリ!!!
実はこの営業さんこそが、この会社で私を最初に発掘してくれた恩人。
めっちゃ多忙な社長さんにも会えた。
理解者であり、私にたくさんの冒険を与えてくれる、感謝しても感謝し尽くせないお方。
「菜々君、人生紆余曲折しても、結局、菜々君は真っ直ぐ歩いているね。うんうん。」と
暖かい笑顔に嬉しくなる。
ちょっぴり時間が余ったので一人で徳川美術館へ。ちょうど刀剣の展示しててワクワク。
夕方もう一度戻って、
仲良しの社員さんと夕飯を食べながら、
随分離れたこの場所に、私と作品の居場所を保持していてくれてる人達が居ることが不思議でたまらなかった。
この旅で会っている全ての人は、鉄、そして私の作品を介して出会った人達だ。
最初の出会いの 一端を担っていた企業自体はもう消滅している。
それでも、その時のご縁は深く絡み合って揺るぎない存在となっていたのかもしれない。